Dropboxで「オンラインのみ」保存を選択しても、勝手にローカル保存されて困る

会社でDropboxのサービスを利用しています。広告を制作する素材など容量が大きい画像や動画データは、クラウド(オンラインのみ)に保存して、パソコンのHDDやSSDの容量を圧迫しないようにしたかったからです。

ところが、選択型同期を「オンラインのみ」に指定していても、定期的に「ローカル保存」になる同期が開始され、いつの間にかパソコンの容量がパンクするという現象が起こっておりました。使っていないファイルやフォルダが、いつの間にかローカル保存に変わってしまう現象です。この件でDropboxの日本のサポート窓口に問い合わせをしていました。

結局日本語のサポート窓口では対応されず、英語でのサポート窓口へ問い合わせたら解決できました。備忘録として書いておきます。同じ問題に直面した方への参考となれば幸いです。

目次

ローカル保存の同期がされると、パソコンの容量がいつの間にかパンクして困る

オンラインにデータを保存することで、会社のPC端末の容量を圧迫しないためにDropboxのクラウドストレージを導入しました。パソコンの容量は500GBほど、クラウドのストレージの容量は2TBほど用意してありました。(OS: Windows10)

「オンラインのみ」の設定で同期保存されているデータは、本来ならば使用したときだけPC端末に保存(ローカル保存)されます。オンラインのみに保存されているファイルはグレー(クラウド)のアイコンマークがついた状態、PC端末に保存されているファイルには緑のアイコンマークがつきます。

使用しないファイルはオンラインにのみ保存されるのでパソコンの容量を圧迫しない、はずでした。

ところが、Dropboxを使っていると定期的にパソコンの動作が遅くなり、グレーのアイコンがついていたフォルダが次々とローカル保存状態(緑のチェックアイコン)になっていることに気づきました。それによって次のような問題が発生しました。

問題1:パソコンがフリーズして仕事が進まない

いつの間にかCドライブの空き容量がほとんどなくなった状態になっていました。新たにファイルを保存できなくなったり、PCの動作が極端に遅くなって仕事が進まず、困りました。

問題2:同期ダウンロードによってテザリングの容量を圧迫

外出先でノートPCを利用しているとき、インターネットの閲覧が極端に遅くなってしまいました。原因は、外出先でノートPCを使っているときにDropboxの同期処理(ダウンロード)が発生してテザリングの上限を使い切り、低速モードに切り替わっていたことです。

普段からスマホのテザリングを使って外出先でもインターネット接続をしながら商談をしています。月30GBの上限があり以前は全く問題ありませんでした。

ところが、外出先で文章をつくる作業をしている最中に勝手にDropboxの同期処理が開始されていて、ローカル保存(ダウンロード)が進んでいたようです。テザリングの転送量はその1日だけで月上限の30GBを超えていました。追加でお金を払わなければ低速モードを解除できない状態になっていました。

ローカル保存になる原因

サポートに問い合わせたところ、オンラインのみに保存されているファイル(グレーアイコン状態)がローカル保存(緑アイコン状態)に切り替わるのは、ファイルが呼び出された時、とのことでした。

全てのファイルを開いた覚えはなく、フォルダ内のファイルが全てローカル保存にされている現象についてサポートに質問しました。様々な要因が考えられますが、次の2つが大きな原因として考えられているそうです。

  • セキュリティーソフト(ウィルスチェックでファイルを巡回して呼び出すなど)
  • Windows Store(アプリ管理)

暫定的な解決方法

同期中(ダウンロード中)となっているのを停止したい場合

  • パソコンの右下にあるDropboxのアイコンをクリック
  • デスクトップアプリが開いたら、一番下にある「同期中」にマウスを当てる
  • 「ファイルの同期を一時停止」と表示されたところをクリック

この操作で、同期中(ダウンロードされる状況)を停止させることができます。

その代わり、停止している間は「オンラインのみ」に保存されているファイルをエクスプローラーで開くことはできません。一時停止した状態ではエクスプローラー経由でファイルを開けずに不便です。どこかのタイミングで同期処理を再開しなければなりません。

同期中(ダウンロード中)となる処理をキャンセルさせたい場合

同期中(ダウンロードされる状況)をキャンセルするボタン等はありません。ですが、以下の操作によって同期中の処理を終わらせることは可能です。

  • 前述の操作で「ファイルの同期を一時停止」にする
  • Dropboxの設定を変更 > 基本設定 > 同期 > 選択型同期 > ダウンロードされているフォルダのチェックを外す > 更新
  • 同期中の処理が終わったことを確認
  • 選択型同期(オンラインのみ)を再設定する

この操作によって、ダウンロードされては困るフォルダを選択型同期から一旦外します。選択型同期から外しても、オンラインにフォルダは存在しているのでデータが消失する訳ではありません。

選択型同期からチェックを外して更新することで、しばらくすると「同期中:ダウンロード」のタスクは終了します。デスクトップアプリをクリックしたときに「ファイルは最新の状態です」となっていたら、同期中(ダウンロード中)の処理は終わったことになります。

そこで改めて選択型同期を「オンラインのみ」でフォルダを指定し、更新するのです。この操作によって事実上”ローカル保存に処理が進んでいた状況”をキャンセルすることができます。

ただ、該当フォルダの容量の大きさによってはローカル保存されたファイルを削除するのに時間がかかる可能性があります。

根本的な解決方法

現時点では、Dropbox側でオペレーション出来る根本的な解決策はないそうです。
(外部要因によるものが考えられ、特定が困難とのこと)

現時点で考えうる対処として提示されたことを試してみました。試した内容と、その結果を記載します。

セキュリティーソフトの巡回対象から、Dropboxの同期フォルダを除外する

セキュリティーソフト(トレンドマイクロ:ウィルスバスタークラウドを利用中)が定期的なウィルスチェックを行う際に、ファイルを呼び出している可能性があるそうです。そこで、スキャンの監視対象から、dropboxの選択型同期で指定しているフォルダ(ディレクトリ)を除外する設定をしました。

【結果】解決せず:Dropboxでローカル保存される現象は発生した

WindowsStoreのアプリを削除

Dropboxのサポートから原因となっている可能性を示唆されたので、このアプリを削除しました。

【結果】解決せず:Dropboxでローカル保存される現象は発生した

Cドライブのプロパティ設定

これはDropboxのサポートから案内されていませんが、動作検証している設定です。

Cドライブのプロパティ > 全般 に進むと、一番下にあるチェック欄があります。

「このドライブ上のファイルに対し、プロパティーだけでなくコンテンツにもインデックスを付ける」のチェック項目を外してみました。Windows側がインデックスを作成するときにファイルをローカルに呼び出している可能性を考え、コンテンツをインデックスしないようにする設定です。

【結果】動作確認中:現在までローカル保存される現象は発生していない(2022年6月21日時点)

まとめ

暫定的な対処方法はあり、PC端末の容量がパンクする状況を回避することは可能。
Dropbox側から根本的な解決方法は案内されていない。公式サイトのコミュニティーでも同じような問題を抱えているユーザーがいる。日本語のサポート対応は冷たかった。英語のサポート対応は丁寧だった。問合せるなら英語がおすすめ。

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著者

【ニックネーム】のび志朗( nobishirou )
【居住エリア】東京都
【性別・年齢】男性・40代
【経歴】会社員・プロジェクトマネージメント・Webマーケティング・会社経営
【趣味】水泳・バイク・アウトドア
【自己紹介】30代中盤から血糖値が高くなってきたのでその対策として利用したサービスの情報をレポートしています。

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