2007年から血糖値が高いと医師から言われ、2016年に不安定性狭心症でカテーテル手術を受けた経験をきっかけに、2017年から血糖値をコントロールする為の方法や食事を自分で検証し始めました。同じように血糖値のコントロールを必要としている方の参考になれば幸いです。
血糖値の測定に使ったリブレとは?
リブレ( FreeStyleリブレ )は、アボットジャパン株式会社が提供している医療機器で、自分で血糖測定間の血糖値トレンドを推定するためのものです。 体(二の腕あたり)に医療用のセンサーを貼り付け、上記のような専用リーダーを使ってリアルタイムに血糖値の変化を測定することができます。詳しくはメーカーの公式サイトをご参考ください。
私がなぜ血糖値測定にリブレを選んだのか?理由はシンプルです。食事する度に血糖値測定のために指に針を刺すと痛いし継続できなそうだから、です。
針で刺してもそんなに痛くないよ、と言う方もいるかと思いますが、境界線型の糖尿病である私は、薬を処方されている訳ではなく、あくまで自己負担で血糖値測定をしようとしてる段階です。普段から指に針を刺し、血を絞り出して機械で測定することは、日常的に実践することが難しいと考えました。
そこで、担当医師からのお勧めとしてこのリブレを教えてもらったのです。
測定値はどの程度正しいのか?
詳しくは製品ページを参照した方が間違いないのですが、担当の医師からは、実際の血糖値とは上下10%ぐらいの誤差範囲があると思ってください。との説明でした。
病院で血液検査を受けるのが最も正確だとしたら、その次が指に針を刺して血液を検査機器を使って測定する方法、その次がリブレだと。もちろん、機器によって精度は異なりますし、測定値の正確さの評価は日々の技術革新によって変わっていくものであることは前提として理解して検証しています。
リブレを使った血糖値管理のメリット
都度、針をさして血糖値を測定することは選択肢に入れていなかった私が、リブレを使って血糖値管理をスタートした時の率直な感想は・・・簡単で、楽しい、でした。
メリット1: 簡単・楽ちん
- センサーにリーダーをかざすだけ。ピピッ!という音で測定が終わる
- センサーは体に貼りつけっぱなし。運動も風呂もプールも問題なし。
- 持ち歩くのは、専用リーダーのみ。
消毒したり、刺したり、絞り出したり、自分で血糖値を測るとなると大変だろうなと思っていました。旅行やレジャーでも測定アイテムを持ち運ぶのは面倒だし、状況や周囲との関わりの中で血糖値を測定できるタイミングも限られます。一方で、リブレのセンサーは2週間使えるので持ち運ぶものはリーダー1つだけ。測定したいなと思ったらリーダーをかざすだけ。2秒ぐらいでリアルタイムな血糖値が測れます。
メリット2: 楽しい
- 食べたり飲んだりする度に、血糖値の変化が見えるのが楽しい
- 運動前、運動中、運動後の変化を見るのが楽しい
効果を感じなければ、継続は難しいですよね。リブレを使えば、食事前に血糖値をピピッと測り、運動しながらピピッと測り・・・といった感じで、興味本位ですぐに血糖値が測れます。
空腹時の血糖値が高めだった時には「食事はこれぐらいに控えてみようかな?」とか、 食後の血糖値が高めであれば運動をして「どれほど下がってきたかな~♪」と簡単に測定ができ、すぐに変化が分かります。
多い時には、運動をしながら数分に1回のペースでリーダーをセンサーに重ねて血糖値の変化を測っていました。食事をコントロールしたときの結果や、運動をしたときの結果など、努力の結果を知ることが、次のコントロールを行う意欲になっていきました。
レポート:食事と血糖値の変化
これから実際に食事をとった後の血糖値の変化を測定し公開していきますが、この記事でご紹介するのはあくまで私個人の変化です。血糖値が高い方や、隠れ血糖値スパイクがある方が、今後どういった食事を選択し、どのような食事の仕方をしたら予防・対策になるのか、参考となるデータの1つとなれば幸いです。